梅の実学園・なんでもマニュアル図鑑

生活に関するマナーや自己啓発、雑学を集めた教養ページです。

測量士

測量士は建設や土木工事をする際の測量をする仕事。

測量士になるには国家試験に合格しなければならないよ。

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*学歴・年齢・資格*

試験は年齢・性別・学歴関係なく受験できる。

測量関連の大学等は実務経験により、無試験で登録をすることができる。

大卒:実務経験1年以上

短大卒:実務経験3年以上

専門学校卒:トータルで実務経験3年以上(測量士補の専門学校卒後1年の実務経験+測量士の専門学校卒後2年の実務経験)

*必要なスキル*

家や町の尺度を図るのが好きなこと。

*向き・不向き*

向き…家やビル、町が好きなことなど。

不向き…コミュニケーションを取るのが苦手など。

*測量士になるための近道*

短大・専門学校・大学(建設・土木系(測量関連))を卒業後、実務経験を経て、測量士免許の登録をすること。または測量関連以外の大学等は測量士の国家試験に合格すること。

測量士取得後は測量事務所や建設会社などに就職するか測量事務所を開業することになる。

 

*参考文献*

13歳のハローワーク」 村上 龍著 幻冬舎

 

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塗装工・左官工・石工

塗装工は建造物の塗装をする仕事。左官工は土や砂などを使って壁などを作る仕事。石工(いしく)は石材に関する仕事をするよ。

塗装工・左官工・石工になるには塗装会社などに就職をして、経験を積むことになるよ。

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*学歴・年齢・資格*

高卒以上。

*必要なスキル*

色を塗ることが好きなことなど。

*向き・不向き*

向き…家やビルが好きなことなど。

不向き…不器用、高いところが苦手など。

*塗装工・左官工・石工になるための近道*

高校卒業後、塗装会社(塗装工)や左官事業所(左官工)、石材店(石工)に就職をすること。

 

*参考文献*

13歳のハローワーク」 村上 龍著 幻冬舎

 

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とび職

とび職は家を作る際の足場を作る仕事。

とび職になるには建設会社に就職して、経験を積むことになるよ。

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*学歴・年齢・資格*

中卒以上。

*必要なスキル*

体力、足の器用さ。

*向き・不向き*

向き…家やビルが好きなことなど。

不向き…不器用、高いところが苦手など。

*とび職になるための近道*

中学校・高校を卒業後、建設会社(下請含む)に就職すること。

 

*参考文献*

13歳のハローワーク」 村上 龍著 幻冬舎

 

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大工(宮大工)

大工は家を作る専門家。大工の腕によっていい家が出来上がるよ。宮大工は神社や仏閣の建築の専門家。

大工になるには建設会社に就職をするか、大工(宮大工)の師匠に弟子入りをして、経験を積むことになるよ。

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*学歴・年齢・資格*

高卒以上(見込含む)。

*必要なスキル*

手先の器用さ、体力。

*向き・不向き*

向き…家やビルが好きなことなど。

不向き…不器用、高いところが苦手など。

*大工(宮大工)になるための近道*

高校に進学し、建設会社に就職すること。または大工(宮大工)の師匠に弟子入りをして、経験を積むこと。

 

*参考文献*

13歳のハローワーク」 村上 龍著 幻冬舎

 

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建築士

建築士は家やビルを建設する仕事。建物の大きさなどによって資格が違うよ。

建築士になるには建築系の大学や短大に進学し、国家試験に合格しなければならないよ。

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*学歴・年齢・資格*

建物の大きさなどにより受験できる資格が異なる。

1級建築士:建築系の大卒以上で実務経験が2年以上、または建築系の短大・専門学校卒で実務経験が4年以上。

2級建築士:建築系の短大・専門学校卒以上(見込含む)、または建築系の高卒で実務経験が3年以上。

木造建築士:建築系の短大・専門学校卒以上(見込含む)、または建築系の高卒で実務経験が3年以上。

*1級建築士は全ての建築物の設計が可能。2級建築士は一軒家など一部の建築物のみ。木造建築士は木造建築のみ。

*必要なスキル*

家を設計するのが好きなこと。

*CADの技術が必須。

*向き・不向き*

向き…家やビルが好きなことなど。

不向き…コミュニケーションを取るのが苦手、高いところが苦手など。

建築士になるための近道*

高校・短大・専門学校・大学(建築系)を卒業後、実務経験を経て、建築士(1級・2級・木造)の国家試験に合格すること。

建築士取得後は建築事務所、建設会社などに就職するか建築事務所を開業することになる。

 

*参考リンク*

建築士.com:http://www.kentikusi.com/

*参考文献*

13歳のハローワーク」 村上 龍著 幻冬舎

 

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私立学校の選び方

3月は大学受験や高校受験がいよいよ佳境に入ってきました。すでに進路が決まった方もいれば、まだの方もいます。すでに浪人を決めた高校生たちもいます。

これから受験をする予定の新小6、新中3、新高3にとっては学校選びは非常に重要となっています。

というわけで、「梅の実」的・学校の選び方についてお送りしたいと思います。

前半は私立学校の選び方、後半は大学の学科についてお送りしますが、今回は私立学校の選び方についてお送りします。

私立学校は幼稚園から大学までいろいろありますが、ここでは私立の中学校・高校の選び方について紹介します。

 

1.私立学校の設置形態と種類

私立学校は地方自治体の教育委員会が管轄する公立学校とは違い、個人や団体で経営する学校です。

個人では本業が会社の経営者や学校法人の役員、家族経営などさまざまで、私立学校の多くがこの形態です。団体では複数の経営者団体や仏教キリスト教の宗教団体などが中心です。

男女別の種類としては男女共学校、男子校、女子校の3種類あり、同じ男女共学校でも教育方針により男女別学で行う学校もあります。

私立学校を選ぶ際は、設置形態と男女別の種類についてを理解したほうがいいと思います。

 

2.私立の中学校と高校の形態

私立学校のうち、中学校と高校はほとんどの生徒が受験をすることになります。

私立の中学校と高校の形態は以下の通りです。

①単独私立高校

中学校は併設をせず、高校のみを運営する学校です。一部の学校では大学や幼稚園を併設しているところもあります。

いわゆる公立高校受験の際の「滑り止め」と呼ばれる学校で、公立高校を受験するのと同時に私立高校を併願で受験する生徒と、専願で受験する生徒とさまざまです。

学校のレベルとしては公立進学校レベルのところから比較的入りやすいレベルのところまであります。公立進学校レベルの学校では、塾に行くなどある程度の努力をしないと進学が難しいですが、入りやすいレベルの学校では独学でも合格をすることができます。

学校によってはスポーツの強豪校や芸能人対象のクラスまであります。不登校生徒対象の私立高校もありますが、多くが全寮制で集団生活をしなければならないため、集団生活が苦手な生徒は注意が必要です。

②単独私立中学校

高校は併設をせず、中学校のみを運営する学校で、一部の大阪府や北関東地域に多いです。一部の学校では小学校を併設し、小中一貫教育を行う学校もあります。

単独私立中学校では公立中学の進学を避けて、上位レベルの高校へ合格するために入学する生徒がほとんどで、全員が高校受験は避けて通れません。高校を併設している学校では併設の高校に進学ができる保証がありますが、ほとんどが中高一貫ではないので、あまりおすすめできません。私立は個人等の経営のため、学費もかかるため、高校受験のために私立へ行くよりも、最初から地元の公立中学に進学したほうが無難でしょう。

中高一貫校

中学校と高校を一緒に併設し、6年間を見据えたカリキュラムを行う学校で、私立学校の多くがこのスタイルです。一部の学校では大学や幼稚園、小学校を併設し、小中高一貫教育、中高大一貫教育、幼小中高一貫教育、幼小中高大一貫教育を行う学校もあります。

中高一貫校は以下のように分類されます。

中等教育学校:中学校と高校を統合した6年制の学校で、受験は中学受験のみとなります。高校からの外部募集は行わないので、安定した学校生活を送ることができます。中等教育学校は主に公立学校が多く、私立では少ないです。

・完全中高一貫校中等教育学校のスタイルにはせずに、中学校と高校の形で、6年間の中高一貫教育を行う学校で、受験は中学受験のみです。完全中高一貫教育は高校からの外部募集は行わないので、中等教育学校と同様、6年間安定した学校生活を送ることができます。多くが東京や兵庫の学校に見られます。

・併設型中高一貫校(不完全型中高一貫校):6年間の中高一貫教育は行いつつも、高校からの外部募集を行う学校で、私立中高一貫校の多くがこの制度がメインです。高校からの外部生は中学からの内部生とは別々のカリキュラムのところや、高校入学時または途中から内部生との混合カリキュラムのところの2種類です。中等教育学校や完全中高一貫校のように中学からの内部生は無試験で高校に進学することができますが、高校からの外部生が入ってくるため、一部の生徒は併設の高校に進学できない危険性があります。反対に内部生と外部生との混合のため、生徒たちが切磋琢磨に勉強をすることができます。

・連携型中高一貫校:中学校と高校はあっても、運営方針が異なるため、多くが部活動などでの交流が中心です。そのため、中学校から高校への進学は受験をしなければなりませんが、一般公立中学の生徒に比べて、簡単な適性検査や作文、面接などで合否を決めるため、進学は非常に有利になります。私立ではこのスタイルは非常に少なく、多くが公立学校にある中高一貫校のスタイルです。

 

3.私立学校の学科・コース

高校:私立高校では公立高校と同様に学科があります。多くが普通科ですが、普通科以外にも商業科、工業科(機械科、電気科など)、理数科、国際科、音楽科、美術科、調理科、保育科、看護科(衛生看護科)などがあります。普通科ではコース制があり、多くが特進コース(文理コース、英数コースなどの名前も)、総合コース(普通コース、標準コースなどの名前も)がほとんどですが、スポーツで入学する生徒が対象の部活動コース(スポーツコース、アスリートコース、体育コースなどの名前も)、併設大学の一貫コースや中高一貫コースなどがあります。公立高校によくある総合学科や単位制学科の学校は少ないです。

中学:公立中学では学科・コースはありませんが、私立中学ではコース制を導入している学校があります。多くが特進コース(特進一貫コース、英数コースなどの名前も)、進学コース(進学一貫コース、総合コースなどの名前も)が中心です。

いずれにしても、生徒の個性や学力、好みに応じて学科・コースを選びましょう。

 

4.私立学校の選び方

私立学校は公立学校とは違い、それぞれの学校の校風があります。校風がわからなければ、入った後で後悔してしまいます。

それぞれの特徴を見極めながら、学校を選ぶことが大事です。

(1)宗教の有無

中学校・高校ともに宗教の有無は見極める必要があります。私立学校では仏教キリスト教神道といった宗教教育を行う学校もあり、親が仏教徒やクリスチャンでない限り、選ぶのはためらってしまいます。しかし、日本人の多くが無宗教であるため、仏教徒やクリスチャンでなくても進学することができます。宗教教育を行う学校では、中学校で行う道徳の代わりに仏教キリスト教の授業を行うことができますし、各宗教ならではの行事もあります。キリスト教の学校では教会があり、卒業生が結婚式を挙げる学校があったり、神道の学校では神社の参拝や神輿を担ぐ行事まであります。ただし、一部の仏教の学校では親が仏教徒であることが条件であったり、僧侶の幹部候補生のための学校まであるので、注意が必要です。

(2)設備

私立学校では設備が充実しているところがほとんどです。普通の教室のほかに、特別教室、体育館、食堂、売店、グラウンドなどがあります。特別教室では理科教室、生物教室、化学教室、物理教室、地学教室、音楽室、美術室、調理室、被服室、技術室、工業科用の実習室、コンピュータルーム、英語教室など、自分の学びに応じた教室がある学校を選びましょう。スポーツで入学をする生徒では、野球場、テニスコート、プール、柔道場、剣道場など、スポーツの設備がある学校を選びましょう。また、スポーツで汗をかいたら、シャワールームなどが完備してあったり、トレーニングマシーンが完備してあったりする学校もあります。身体障害のある生徒に対しては、バリアフリーの設備が整った学校を選びましょう。

また、学校によってはノートパソコンやタブレットを生徒全員に貸与し、授業のために使用されます。私立学校では生徒の携帯・スマホの所持は禁止のところが多いですが(持ってても一時没収されるか学校内の使用は禁止のところもある)、一部の私立中高一貫校では学校指定の携帯・スマホを貸与しているところもあります。

(3)セキリュティ

多くの私立学校では警備員を配置しており、登下校の見守りを行っています。一部の学校では警備会社との連携で登下校時の監視をし、登下校の状況を保護者の携帯やパソコン、スマホでお知らせをするシステムを導入しています。不審者による事件が相次いでいるため、こういったシステムがあると中学校や女子校では安心して通学ができます。学校の最寄駅から学校までが遠い場合、スクールバスがあると助かります。ただし、スクールバスがなく、一般のバスしかない場合は、他の乗客がいるため、乗車のマナーはちゃんと守りましょう。

(4)カリキュラム

カリキュラムは高校と中高一貫校では大学受験に応じたカリキュラム、商業系・工業系の高校では就職に対応したカリキュラムが中心となります。就職に向けたカリキュラムでも、近年は大学進学に向けたカリキュラムのところが増えてきました。

外国語:外国語教育を重視している生徒は、英語の授業は日本語厳禁の授業だったり、外国人教師が教壇に立ったり、フランス語、ドイツ語などの第2外国語の授業があるなど、外国語教育に力を入れている学校を選びましょう。中学2年生から高校2年生くらいで海外留学を実施している学校もあり、留学する国やカリキュラム、ホームステイ先など、留学に力を入れている学校を選ぶといいでしょう。

理数系:理数系教育を重視している生徒は、理科や数学のカリキュラムの多さや実験の有無など、理数系教育に力を入れている学校を選びましょう。一部の高校や中高一貫校では「スーパーサイエンスハイスクール」に認定されている学校だと安心ですが、「スーパーサイエンスハイスクール」でも理数系教育があまりよくない学校もあるので、注意が必要です。

スポーツ:スポーツで入学する生徒では、通常のカリキュラムと部活動の両立ができるシステムが望ましいです。部活動に入っていなくても、地元にあるスポーツクラブで練習をしている生徒もいます。中学・高校ともに大きな大会で遠征する生徒もいるため、スポーツ活動に寛容な学校が望ましいです。

芸能活動:高校生では芸能活動をするためのコースのある私立高校があります。芸能活動のコースでは学校と芸能活動がスムーズに両立ができるため、安心して勉強をすることができます。ただし、芸能事務所や劇団に所属している生徒でないとダメなど、いろいろな条件があります。芸能活動のコースのない私立高校でも芸能活動をしている生徒を受け入れているところはあります。芸能活動のコースがない高校では学業の両立ができる学校を選ぶことと、芸能事務所が学業に協力的でなければなりません。中学生では残念ながら芸能活動のコースはありませんが、芸能活動のコースがない高校と同様、学業の両立ができる学校を選ぶといいでしょう。中高ともに学校によっては芸能活動が禁止だったり、寛容な学校でも芸能活動ばかりしていると、学校を辞めさせることになってしまうので、注意が必要です。

このほか、音楽教育や美術教育を重視したり、「国際バカロレア資格」が可能なカリキュラムなど、好みや目的に応じたカリキュラムを選びましょう。

(5)学校行事

学校行事は体育祭や文化祭(学園祭、学校祭のところも)、修学旅行などの行事があります。宗教系の学校では宗教の行事があります。学校では生徒が主体となって運営するところや教師が主体となって運営するところがあります。自分の興味や性格によって選ぶようにしましょう。

(6)部活動

部活動は公立と同様、運動部、文化部、同好会があります。

高校:高校では公立と同様、いろいろな部活がありますが、自分の興味を持った部活を選ぶことができます。高校のほとんどが自由参加なので、学業や遊びにも両立することができます。ただし、スポーツ系コースの生徒は指定された部活の加入が義務付けられていますので、学業は両立できても、遊びに行ける暇はありません。高3の春ごろになると、一部を除き、部活を引退して、大学受験に専念しなければなりません。

中学:部活の種類は高校に比べて少ないですが、公立中学に比べると種類は豊富です。公立中学にはない硬式テニスやラグビー女子サッカーなど、自分の興味を持った部活を選ぶことができます。部活は中学生のみが主体の部活と、高校生との合同で行う部活があります。部活の参加は自由参加がほとんどですが、自由参加でも参加を推奨する学校や強制的に入らなければいけない学校もあります。強制参加の学校では運動部でないとダメな学校もあるので、注意が必要です。中3の秋ごろになると、公立中学では高校受験のために部活を引退しますが、私立中高一貫校では基本的に引退はありません。中3の途中で高校のみの部活を希望する生徒は、高校の部活の部長か顧問教師に相談してください。

(7)ランチタイム

ランチタイムは弁当持参か食堂・売店の利用となります。

高校:高校ではほとんどの学校では弁当持参で、食堂や売店の利用が自由にできます。食堂では定食やめん類、ご飯ものなど何でもそろっており、食べたいものを購入して、自由に食べることができます。売店ではパンやサンドイッチ、おにぎり、弁当などがあります。教室で食べたり、食堂や教室以外の学校の施設で食べたりとさまざまです。ただし、学校によっては食堂利用以外では教室で食べないといけない学校もあります。高校では学校給食の制度は法律的にはありませんが、一部の高校では学校給食を実施している学校もあります。

中学:高校と同様に弁当持参、食堂・売店の利用ができますが、食堂・売店の利用は学校によって異なります。多くが高校と同様に利用ができますが、学校によっては売店のみの利用、食堂・売店の利用が禁止、土曜日のみ食堂の利用が可能など、食堂や売店の利用が制限されている学校があります。特に中1では学校生活が慣れるまでは弁当を持参し、教室で食べることを義務付けられているところが多いため、共働きの親は毎日弁当を作らなければならないしんどさを感じます。中学では弁当持参とともに、食堂・売店の利用ができる学校か、食堂はダメでも売店の利用が可能な学校を選ぶべきです。学校によっては学校給食があり、併設の高校も学校給食のあるところはOKですが、中学では学校給食で、高校では弁当・食堂の学校は避けるべきです。

売店では食料品以外にもノートや文具などの学用品を販売しているところもあり、毎日の学校生活にうれしい商品もあります。学校によってはオリジナルの商品を販売しているところもあります。

(8)寮

ほとんどの学校では自宅から通学するのが基本ですが、親元を離れて入学した生徒を対象に、一部の中学・高校では寮があります。寮では食事以外は毎日の生活を自分でやらなければならないので、自立を目指す生徒にはおすすめです。部屋は中高別・男女別(学校によっては中高合同、高校のみのところも)で、同じ学校の生徒との同部屋か個室のいずれかとなります。勉強については寮の担当教師が面倒を見てくれるので、塾へ行く必要はありません。しかし、寮は集団生活なので、集団での行動や生活が苦手な生徒や障害のある生徒には不向きです。

(9)通学手段

通学については自宅から近い学校が望ましいですが、多くの生徒は電車やバスで通学する生徒がほとんどなので、自宅から通いやすい学校であることも重要なポイントです。最寄駅から学校まで近いことやバスの本数なども確認しましょう。自宅から学校まで遠い生徒は電車やバス通学が苦痛でないタフな生徒は続けやすいです。電車・バス通学に慣れるために、塾通いなどで慣れるようにしましょう。自転車通学は高校ではOKですが、中学では禁止のところや距離制限されているところ、自転車通学には白ヘル着用が義務付けられているところがあります。高校でも距離制限されていたり、学校が自転車で通いづらい地域(山が多いなど)で困難な場合があります。中高ともに自転車保険の加入が義務付けられている学校も増えてきました。

(10)進路

親にとっては進学実績は一番目を通してしまいがちですが、有名大学に何人入ったという実績はただの通過点に過ぎません。有名大学を卒業しても、フリーターの若者がいるのも事実なんです。有名大学に何人ばかり見るのではなく、その大学で何をしたのか、その大学を卒業して、社会の第一線で活躍しているのかを見るべきです。

大学を併設している学校ではその大学に無試験で入ることができるか、一定の審査で入ることができるかもチェックしたほうがいいです。

生徒の進路に関しても、本人の希望に応じた進路指導ができているのかが重要になってきます。国公立大学だけは指導しますが私立大学や短大は指導しませんよという学校は避けるべきです。

(11)制服

生徒にとって重要なのが制服で、特に女子生徒は一番重視しているのではないでしょうか。制服は男子は詰襟かブレザー、女子はセーラー服かブレザーがあり、女子はさらにスカートがジャンパースカートやプリーツスカート、ワンピースなどのデザインがあります。カバンや靴、オプションの制服までいろいろあり迷ってしまいます。カリキュラムなどの必要な項目を見極めたうえで、この制服の学校に行きたい!学校を選びましょう。

私服の学校の場合はカジュアルの服が可能なのか、なんちゃって制服でないとダメなのかはチェックしたほうがいいでしょう。

(12)校則

校則は学校によって異なりますが、多くが校則が厳しい学校です。特に女子校では顕著です。中高ともに校則が厳しい学校もあれば、中学だけ校則が厳しい、高校だけは自由な学校、中高ともに校則が自由な学校があります。校則の厳しい学校には行きたくない生徒は、その学校は避けるべきでしょう。しかし、校則が自由な学校はほとんどが偏差値が非常に高い進学校のみです。ハードルは高いですが、校則が自由な学校へ行くには偏差値が非常に高い進学校を目指す以外ありません。

学校の校則の厳格さ・自由さについては学校説明会で相談して、その学校を見極めた方が無難です。

(13)アルバイ

高校生のアルバイトについては公立高校では自由ですが、私立高校ではほとんどが禁止です。特に女子校では顕著です。アルバイトは学業の両立ができにくくなりますので、決められた時間内で仕事ができるところが一番です。アルバイトをする際は経済的理由であっても、学校の許可が必要です。

(14)奨学金制度

私立学校では学費を払わなければなりませんが、経済的に厳しい生徒には奨学金制度があります。

高校:学校独自の奨学金制度のほか、学生支援機構の奨学金などの公的な奨学金があります。国や一部の地域では親が一定以下の年収の場合は、授業料補助制度がありますので、学校で確認したほうがいいでしょう。

中学:中学では残念ながら公的な奨学金はなく、一部の学校のみ学校独自の奨学金があります。ただし、一部の自治体では私立中学の授業料等を補助する制度があるので、学校やお住まいの自治体にて確認してください。また、2017年度入学生より、親が一定以下の年収の世帯を対象に、国の授業料補助制度が新設することになる予定です。

(15)いじめ

いじめについては残念ながらない学校はありません。どこの学校でもいじめはあることが事実です。いじめについての支援体制が整っていたり、いじめについてはできる限りなくす努力をする学校がほとんどです。

私立学校ではスクールカウンセラーを常駐(非常勤も含む)している学校がほとんどなので、何か悩み事があれば、スクールカウンセラーに相談するといいでしょう。

(16)不登校

私立学校で不登校があった場合、中学では退学をして地元の公立中学に転校、高校では退学をして通信制高校等に転校することになります。

不登校生対象の私立高校、私立中高一貫校が全国に数校あります。ただし、いずれも全寮制で、集団生活をしなければならないため、集団生活ができない人は不向きです。集団生活ができる生徒で、不登校生対象の私立学校に進学したい方は、学校に問い合わせてください。

(17)入試

私立学校では入学する際は入試があります。

高校:単独高校、併設型の中高一貫校の高校では高校入試があります。選抜方法については学校や都道府県によって異なりますが、多くが3~5教科の学力試験、面接が中心です。スポーツ系コースでは運動能力テストなど、芸術系の学科・コースでは実技試験があります。このほか、地方対象の入試や帰国子女対象の入試などもあります。尚、中等教育学校と完全中高一貫校では高校の募集はありません。

中学:中高一貫校、単独中学では中学入試があります。選抜方法は高校と同様、学校や都道府県によって異なります。試験は1~4教科の学力試験、面接が中心で、学校やコースによっては運動能力テスト、実技試験などがあり、最近では学力試験なしのプレゼンテーション入試を行う学校も登場しました。通常の入試以外に、帰国子女対象の入試もあります。東京では公立中高一貫校との併願受験が可能な私立中学も増加しています。

 

私立中学・高校への進学を希望する場合、本人・親と話し合って、納得のいく学校選びをしましょう。

そして、入学した生徒たちが、充実した学校生活でありますように!

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*参考リンク*

私立中学校の助成、就学支援(施設検索ホームメイト・リサーチ):http://www.homemate-research-junior-high-school.com/useful/11274_junio_009/

私立中学校 授業料補助 2017(高校授業料無償化最新情報):http://高校授業料無償化.net/shirituchu.html

私立小中授業料へ補助 文科省方針 年収に応じ最大14万円(産経ニュース):http://www.sankei.com/life/news/160818/lif1608180016-n1.html

 

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終活の準備

人間生きていると、やがて死を迎えることになります。

死を迎えるにあたり、必要なのが「終活(しゅうかつ)」です。

終活は死を迎える準備をすることで、もし自分が亡くなった時に、残された遺族が遺産や遺留品のことで混乱を招くことを防ぎます。

というわけで、終活の準備についてお送りします。

 

1.遺言書

終活の際に絶対的に必要なのが、「遺言書」です。

遺言書は自分で遺言書を書く「自筆証書」と公証役場の職員等に依頼をして、遺言書を書いてもらう「公正証書」の2種類あります。どちらでも作成してもOKです。

自筆証書では自分で遺言を書くので、公証役場等に依頼する手数料もかからないので経済的。公正証書では公証役場の職員に依頼する公的文書なので、改ざんの心配もなく安心です。

デメリットはその逆で、自筆証書は相手に改ざんされる恐れがあることと、紛失する恐れがあります。公正証書では手数料がかかることが大きな問題です。自筆証書は文書で手書きで書かなければなりません。パソコンでの入力や親族等に代筆するのはNGです。

遺言書は誰でも書けるわけではありません。遺言書を書ける対象年齢は15歳以上で、その年齢を超えても、障害等で意思能力がない場合は対象外となります。

公正証書を作成する際でも証人が必要で、未成年者と法的に利害関係のある人は対象外となります。遺言書は弁護士や司法書士に依頼することも可能で、わからないことがあれば弁護士等に相談するとよいでしょう。

 

2.エンディングノート

遺言書とは別に、遺留品やその他手続きなどを記す文書のことを「エンディングノート」といいます。

エンディングノートは法的効力のある遺言書とは違い、書くのも自由ですが、もし自分が突然亡くなり、残された家族は遺留品等をどうしたらいいか迷ってしまい、混乱を招いてしまいます。

エンディングノートに書く事項としては以下の通りです。

・遺留品

・生命保険、損害保険の種類(保険証書は必ず保管すること)

・不動産関連の書類(不動産登記、借家の契約書等は必ず保管すること)

・公共料金を支払っている会社名

・友人、知人の連絡先

・所属していた(いる)会社の連絡先

などです。

専用のエンディングノートに書くのが基本ですが、パソコンで作成して、プリントアウトをしたり、メモリに保存するのもOKです。

 

3.終活をしなければならない人たち

終活は誰でもできるわけではありません。

基本的に未成年者や30歳以下の若者が終活をするのはまずありえません。

終活をしなければならないのは、高齢者と病気のリスクが高くなる可能性がある40歳以上の中高年の方です。

病気や事故になってしまうと終活ができにくくなるので、できれば元気なうちから終活をはじめましょう。

 

自分の家族が自分の遺産のトラブルに巻き込まれないように、今から終活をはじめましょう。

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*参考リンク*

終活のススメ(梅の実学園の仲間たち):http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2014/04/15/140000

遺言は書く?(梅の実学園の仲間たち):http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2017/01/05/160000

(リンク記事ではそれらに関する記事のリンクも貼っております)

 

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