ビジネスの場でも、結婚やお悔みが発生することも。
そこで、冠婚葬祭についてのマナーを紹介するよ。
後半は「お悔み編」です。
会社の内外部の人や親、親族などが突然亡くなった場合、会社の対応を確認してから指示に従うこと。
葬式は通夜と告別式に分けられます。
通夜…親族や親しい人が集まり、食事やお酒をいただきながら故人をしのぶもの
告別式…一般の人が参列し、出棺まで見送るもの
近年は個人との親しさに関係なく、どちらかにうかがえばよく、また、故人の遺志により、親族のみしか参列できない場合や、密葬の形をとるところがあります。葬式自体行わず、出棺のみのところがあり、臨機応変な対応が望まれます。
葬式に出席をしない場合は弔電を打つのがルール。宛名は喪主の名前で。差出人はフルネームまたは会社関係の場合は会社名と代表者の氏名(社長や管理職など)を打つこと。
(葬式の服装)
喪服は男性は黒のスーツに黒または白のネクタイ、靴下も黒。女性は黒のワンピースかアンサンブル、スーツ。男女とも夏でも長袖で。女性のメイクも控えること。
中高生の場合は制服で。私服の中高生や小学生は大人に準じた服装で。
(香典)
香典は結婚式と同様、自分の経済状態に見合った額で。ただし、故人や遺族によっては、香典を受け取らない場合があるので、必ず会社の対応を確認すること。
(葬式のマナー(仏式))
葬式に参列する場合は、受付へ行き、おじぎをして、おさえた声でお悔やみの言葉を。コートなどは脱いでおくこと。
記帳をした後、ふくさから香典を差し出します。
着席をし焼香をすること。立礼のときは、数珠を左手で持ち、遺族と僧侶に一礼をして、霊前に進み、焼香台の手前で遺影に一礼し、合掌。右手の親指、人差し指、中指で香をつまみ、目の高さに一度押しいただき、香炉の中に。合掌し、遺影と僧侶に一礼をして席へ戻ります。
座礼の場合は、霊前まで中腰で移動し、僧侶と遺影に一礼ずつ。にじるようにして座布団に座ります。焼香は立礼と同じ。終了したら、中腰で席へ。
通夜のときは、通夜ぶるまいをすすめられたら、一口でも箸をつけること。
告別式の時は、出棺まで見届けるのがベター。
(葬式に関するエトセトラ)
葬式の手伝いをする場合は、遺族や故人と親しい場合は手伝いを申し出ましょう。台所を手伝うときは、黒や白などの無地のエプロンを持参すること。
代理で出席する場合は、受付時に香典と一緒に上司と自分の名刺を手渡す。上司の名刺の右上には「弔」、自分の名刺の右上には「代」を記入すること。記帳するときは、上司の名前と、すぐあとに「代」と書いて、自分の名前を並記します。
法要に招待された場合はできる限り参列しましょう。欠席をする場合はすぐに知らせること。後日「御佛前」と表書きをした金包みを現金書留で送る。
キリスト教式では、焼香の代わりに献花をすること。仏教用語は使用しないこと。
神式では仏式と同じだが、キリスト教式と同様に仏教用語は使用しないこと。
*参考文献*
「はじめてのビジネス ビジネスマナー」 古谷治子著 インデックス・コミュニケーションズ
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