最近ではパンを家庭で作る人が増えてきました。
多機能型ホームベーカリーの登場で、パンも手軽に作れるようになりました。
パンって、いろいろな種類があるよね。
今日はパンの種類とその材料について紹介します。
~パンの材料~
まずはパンの材料から。
強力粉:パンを作るのには欠かせない粉。グルテンの含有量が多く、パン作りに適しています。日本産と外国産があるので使い分けてみては。パンの種類によっては薄力粉などを使う場合があります。
イースト:イーストは発酵するための添加物。生イーストと(インスタント)ドライイーストがあり、生イーストは主にベーカリーショップで使われます。家庭ではドライイーストが扱いやすいです。あと、天然酵母を使う場合があります。
砂糖:砂糖はイーストの栄養となり、発酵がしやすくなり、パンに香ばしい香りややわらかさをもたらす。主に上白糖が使われますが、きび砂糖や黒糖、ブラウンシュガーなども使われます。
バター:バターは風味がよくなります。主にクロワッサンやバターロールなどのソフト系パンには欠かせません。有塩と無塩があり、食事系や総菜パンは有塩で、菓子パンやスイーツ系パン、バターを多く使うパンは無塩が望ましいです。他にはマーガリン、ショートニング、オリーブオイルなども使われます。
塩:パンの味わいを引き出す役割があります。塩は食塩や粗塩などお好みで。岩塩は向きません。
スキムミルク:別名:脱脂粉乳とも言います。パンの風味をひきたて、焼き色も美しくします。パンの種類によっては牛乳や生クリームを使う場合があります。乳製品を使わない場合もあります。
水:水はパンを作るのにかかせません。パンの種類によっては牛乳や無糖のコーヒーや紅茶、100%ジュースなどを使う場合があります。
卵:食パンにはあまり使いませんが、バターロールなどのつやだしやソフト系パンに加えると風味が増します。
~パンの種類~
パンの種類はソフト系とハード系があります。
ソフト系:食パン、バターロール、クロワッサン、ブリオッシュ、デニッシュ、総菜パン、菓子パン、ピザなど
ハード系:フランスパン、雑穀パン、カンパーニュなど
ソフト系パンはバターやスキムミルクを入れているのが特徴。バターロールやクロワッサンなどはバターを多く含み、ブリオッシュは卵や牛乳を多く含みます。
ハード系パンは粉がメイン。フランスパンは強力粉と薄力粉だけで作れます。それプラスレモン汁(ビタミンC)やモルトシロップを入れてフランスパンっぽく。イーストや塩なども忘れずに。カンパーニュなどは全粒粉、ライ麦、オートミールなどの雑穀も使います。
次回はホームベーカリーによるパン作りの方法と注意事項を紹介します。
*参考文献*
「イチバン親切なパンの教科書」 坂本りか 新星出版社
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