就職を希望する障がい者に対し、一定期間就労訓練を受ける施設。
福祉作業所は「就労移行支援施設」と「就労継続支援施設」の2種類。就労継続支援施設はA型とB型に分けられ、就労継続支援施設は訓練を受ける障がい者は訓練をしながら給料(工賃)がもらえることができるよ。
A型の施設は普通の非正規社員と同じ給料(工賃)がもらえるけど、B型の施設は普通の非正規社員の半分以下の給料(工賃)しかもらえないよ。
いずれの福祉作業所もNPOやNGOとして運営しているところが多く、正規の職員は非常に少なく、ボランティアで運営しているところも多いよ。
*学歴・年齢・資格*
社会福祉士、社会福祉主事、精神保健福祉士(精神障がい者がメインの施設のみ)の有資格者(見込含む)。
事務職員の場合は経験者(パート・アルバイト含む)を優先。
*必要なスキル*
コミュニケーション力・労働・障害・医療の知識など。
*向き・不向き*
向き…障がい者が好きなこと、人と立ち向かうことが好きなことなど。
不向き…コミュニケーションをとるのが苦手など。
*福祉作業所の職員になるための近道*
短大・専門学校・大学(福祉・医療系)に進学し、上記資格を取得してから、福祉作業所に就職するか開業すること。
福祉作業所はNPOまたはNGOで運営しているところが多く、職員の募集も欠員が生じた場合に募集することが多い。
対象の障がいの種類は問わないが、施設によって個々の障がい限定でしか募集しないところもある。
就労移行支援施設:就労を希望する65歳未満の障がい者で、通常の事業所(会社など)に雇用されることが可能と見込まれる者。利用期間は2年。
就労継続支援施設(A型):通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である者。工賃は非正規社員と同等を支給される(雇用型のみ)。
就労継続支援施設(B型):通常の事業所に雇用されるのが困難でかつ雇用契約に基づく就労が困難である者。工賃は非正規社員の半分以下。授産施設もこの分類。
訓練内容は、就労移行支援施設では作業、オフィスワーク、対人関係スキル、社会人としてのマナー習得など。就労継続支援施設では包装作業や手芸、絵画、調理など。作業所で作った商品を販売する施設も多い。
いずれも訓練を希望する場合は、最寄りの市区町村の役所の福祉事務所・福祉課(障がい者関連)に相談すること。
*参考リンク*
なぜ安い?作業所の工賃(NHK バリバラホームページ):http://www.nhk.or.jp/baribara/lineup/120713.html
障害者の就労支援対策の状況(厚生労働省ホームページ):http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/shurou.html
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