2月3日は節分。
各地で豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりと、節分の行事をした家庭もありましたね。
今日は節分についてお送りしたいと思います。
1.節分の起源
節分の起源は、大みそかの晩に平安時代に宮中で行われていた「追儺」といわれていて、災いや疫病を鬼にたとえ、鬼の衣装を着せたものを弓矢で追い払う儀式をしていました。
旧暦では節分の日が、新年がはじまる元日の前日っていうことで、鬼払いの行事として、節分があるのです。
2.豆まき
豆まきは節分の日に「鬼は外、福は内(福は内、鬼は外の場合もある)」と言って、豆をまきます。豆まきは家の中の厄を払い、福を迎え入れることで伝えられています。
豆は「福豆」といい、豆をまくだけでなく、年の数だけ食べます。年の数だけ食べると、1年病気をしないと言われていますが、乳児では歯が発達していないので食べづらく、高齢者では噛む力が弱く、たくさんの豆を食べることができません。豆を食べるのは幼児から60歳までの中年の方がベターです。ただし、豆は飲みこまずに、しっかりと歯でかみましょう。
3.恵方巻き
普通の太巻きを丸ごと1本、無言で食べると縁起がよいとされています。もともとは関西から全国に広がった風習で、最近では太巻きだけでなく、ロールケーキなども登場しました。
太巻きは卵、きゅうり、かんぴょう、しいたけなどの具が定番ですが、最近では子どもや若者向けにサラダ巻きや揚げ物が入った太巻きが登場し、誰でも食べやすくなっています。
節分の太巻きは丸ごと1本食べるのが普通ですが、高齢者など、丸ごと1本食べるのがつらい方にはあらかじめカットするなど、臨機応変な対応はした方がいいと思います。のどがつまって、大事故につながりかねませんから。
4.福茶
豆まきの豆を年の数だけ食べなければいけないけど、高齢になるにつれて、たくさんの豆を食べるのは困難な方には、福茶がおすすめ。
福茶は煎茶(緑茶)やほうじ茶に福豆を1粒または2粒入れたもの。このお茶を飲むと、年の数だけ福豆を食べたのと同じ効果があるとされ、乳幼児や高齢者、豆が苦手な方はぜひどうぞ。
尚、福豆は大豆製品なので、大豆アレルギーのある方は食べるのを控えて下さい。
*参考文献*
「おうちで楽しむ!大切にしたい「日本の年中行事」」 堀川 波著 PHP研究所
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