梅の実学園・なんでもマニュアル図鑑

生活に関するマナーや自己啓発、雑学を集めた教養ページです。

世界と日本の高齢者

今日は「敬老の日」。

各地で高齢者向けのイベントなどでにぎわっていますが、日本と海外の高齢者はそれぞれの問題を抱えています。

今日は世界と日本の高齢者事情についてお送りします。

 

1.介護問題

日本は高齢者の数が多い「超高齢化社会」。しかし、海外でも高齢化社会なんです。介護も日本と海外では支援が異なります。

日本は病気や認知症などで介護状態になり、介護状態の度合いによって入れる施設が限られます。要介護状態が高いほど特別養護老人ホームなどの施設の入居ができ、低いほど入居が難しくなります。施設の入居ができない高齢者は家で介護をしなければなりません。ホームヘルパーを利用して、介護支援を受けている人もいますが、多くが家族の誰かが介護をしなければなりません。配偶者、子ども、きょうだいなど誰か一人が介護に行かなければならず、家庭の経済が圧迫します。介護をするヘルパーや介護福祉士は年々不足しており、低賃金の割には長時間労働・重労働が多い職場環境で、辞めていくヘルパーたちが急増しています。特に若いヘルパーが減っていっています。子どもやヘルパーらが高齢者を虐待する高齢者虐待も深刻になっています。

海外ではどうでしょうか?福祉大国であるスウェーデンでは介護支援が充実していて、国の介護支援を受けることができますし、フランスでは社会生活と医療系の2つの介護士の資格が存在し、高齢者の状況によって手厚い介護を受けることができます。オーストラリアでもフランスやスウェーデン並みに介護支援が充実しています。

反対にアメリカや中国、ドイツでは日本並みに支援が充実しておらず、日本のように家族で介護をするところが多いです。イギリスではフランスなどのように支援が充実していますが、施設の入居が重度の介護状態のみです。

 

2.高齢者の生活

高齢者の生活は日本と世界は関係なく、年金などの社会保障をもらいながら生活をしたり、会社などで働いたり、趣味を楽しんだりとさまざま。

病気は高齢者にとっては避けては通れないです。心臓病や脳卒中、糖尿病、認知症、高血圧、がんなど、さまざまな病気にかかる高齢者は多いです。骨や関節の病気やけがもありますし、軽いかぜでも肺炎につながってしまうこともあります。何も病気やけがはなくても老いは避けては通れないです。老衰で亡くなる人もいます。

日本は高齢者の人口が多く、平均寿命も日本は香港に次いでトップ。100歳まで生きる高齢者も多いです。反対にアフリカなどの発展途上国は65歳まで生き延びる人は少ないです。発展途上国は医療や住居環境などが充実しておらず、若くして亡くなる人たちが多いです。特に5歳未満の子どもの死亡率も高いです。

 

これからの高齢化社会に向け、支援を充実しなければならないのは介護、医療の充実、年金などの社会保障の充実、70歳以下の高齢者に対する就労支援などが挙げられます。目標はスウェーデンのような支援がモデル。スウェーデンのような高齢者支援を全世界が実現しなければなりません。特にアフリカに対する支援は急務です。一人も残らず安心して暮らせる社会になってほしいものです。

 

高齢者は人生の先輩でもあり、各国の基礎を作られた貢献者。いつまでもお元気で健康でいられる社会に。

f:id:umenomi-gakuen:20150721201754j:plain

 

*参考リンク*

ウィキペディア(高齢者):http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85

日本と世界の介護:http://sekai-kaigo.com/

 

ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村

にほんブログ村 資格ブログ 自己啓発へ
にほんブログ村


学問一般 ブログランキングへ