梅の実学園・なんでもマニュアル図鑑

生活に関するマナーや自己啓発、雑学を集めた教養ページです。

女性と人権

女性は赤ちゃんから高齢者まで、さまざまな方たちがいます。

しかし、今は女性の人権は少しずつ守られているものの、未だに差別と偏見に悩まされている人たちがいます。

今日は女性と人権についてお送りします。

 

1.女性の定義

女性は人の「メス」で、男性とは違い、子どもを出産することができます。

生物学的には子宮や乳房などがあり、小学校高学年以降になると生理が始まります。50歳前後に生理が終わります。思春期に女性ホルモン分泌が増え、女性の体に成長します。

社会学的には女性は成人した人を指します。海外の多くの国では18歳からが女性ですが、日本では現状は20歳からが女性です。18歳未満の女性は「女の子」を呼ぶのが一般的です。

 

2.海外の女性の人権

日本を除く海外の国では欧米諸国を中心に、女性の人権が守られています。

働いている女性に対しては子育て支援や出産の支援、短時間労働などの労働支援が整っています。

女性の管理職・役員も多く存在し、政治家も多く存在します。

しかし、一部のアジア・アフリカでは女性の人権は守られていません。

教育支援では義務教育年齢になっても学校に行くことができず、親や周りから結婚や出産を強いられています。識字率も男性に比べて低く、早急な教育支援が必要になります。

労働支援でも整っておらず、一部の仕事では女性は就くことができません。学校にまともに通わなかった女性は仕事でも不利になります。

特に中東のサウジアラビアでは女性蔑視の社会が存在しており、多くの女性が差別に苦しんでいます。これを受けて国連ではサウジアラビアに対し、女性の人権の改善を警告しましたが、サウジアラビア側は一切無視しており、大きな問題となっています。

 

3.日本の女性の人権

日本の女性は男性と同じように仕事をし、学校で勉強をしていますが、その昔は差別が横行していました。

戦時中までの女性は結婚をして、子どもを産んで、家庭を守るのが常識で、社会で働くことができませんでした。女性の政治家も当時は存在しませんでした。

女性の権利が増えてきたのは戦後になってからで、女性が大学などの高等教育で学んだり、男性と一緒に社会で働くことができるようになりました。女性の選挙権が認められたり、女性の政治家も初めて登場しました。

学校では人権は男子と変わりませんが、私立学校では女子校・女子大学が存在し、各学校で女子教育を実施しています。職場では育児休暇が認められたり、保育園(保育所)で子どもを一時的に預けることができるようになったり、一部の会社では短時間労働が認められるようになっています。

結婚も自由ですし、子どもを出産することも自由です。

女性を痴漢から守るために、「女性専用車両」が登場したり、一部の飲食店では「レディースランチ(セット)」、宿泊施設では女性向けのプランが登場したりと、女性向けのサービスも増えています。

 

しかし、女性の管理職・役員は欧米に比べて非常に少なく、政治家も非常に少ないです。

離婚をする際に再婚するにしても、男性はすぐに再婚ができますが、女性は離婚から半年を経たないと再婚することができません。

子どもを出産しようとしても、一部の会社では育児休暇を認めず、社員の女性を体調不良になるまで働かせる「マタニティ・ハラスメント」が増えており、大きな問題となっています。

子どもの親権は男性も女性も可能ですが、女性が親権になった場合、生活がとても苦しくなります。母子家庭の支援は「児童扶養手当」がありますが、それでも生活が厳しい家庭が多く、女性は朝から晩まで働くことを余儀なくされます。特にパートやアルバイト、派遣社員ではその傾向が強いです。

いじめも同様で、特に職場では「セクシャル・ハラスメント」が横行しているところがあります。女性を取り巻く事件も急増しており、ストーカーやDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害に遭う女性が増えています。反対に子どもや親の虐待で女性(母親・娘・嫁)が加害者になるケースも多いです。

 

こうした女性の人権を守るには、男性が率先して女性の人権を守らなければなりません。

職場では子育てがしやすいように、保育園の質の向上と待機児童の解消、子どもを持っても安心して働くことができる労働環境を整わなければなりません。親の介護に関しても、女性ばかりに押し付けず、国や自治体が多様な介護支援ができるようにしなければなりません。

男性は「女性は家事をする動物、子育てをする動物、親を介護する動物」という概念を捨て、率先して家事や育児、介護を手伝わなければなりません。出産に関しては男性は物理的にできませんが、家事や育児、介護は男性でもできます。

 

男性・女性関係なく、同性愛者や性同一性障害LGBT)など、多様な性や恋愛も増えています。こういった多様な性や恋愛をする人たちを国は認め、多様な支援をすべきです。

 

日本で、海外で、多くの女性たちが輝ける人生でありますように。

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*参考リンク*

ウィキペディア(女性):https://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7

女性の人権(アムネスティ日本):http://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/women/

 

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