前回はパンの材料と種類をお送りしましたが、今回はホームベーカリーで作るパンの作り方の基本を紹介します。
1.粉
強力粉はいろいろな種類があるけど、スーパーで売っている「カメリヤ」から国産の「はるゆたか」まで粉の種類によって味も食感も違うよ。
強力粉以外では薄力粉、ライ麦、全粒粉、米粉などがあるよ。ライ麦、全粒粉はメーカーや機種によっては100%で作ることは可能だけど、基本的には強力粉とのブレンドがお約束。薄力粉や米粉だけでパンを作るとヘンな形になって、味もおいしくなくなるよ。
他には小麦アレルギーの人を対象に、特殊な米粉を使ったパンを作るのが可能な機種も登場しました。粉は指定された機種で指定されたメーカーのものでないとダメだよ。
2.粉以外の基本材料
粉以外のパンの基本材料はバター、砂糖(白砂糖)、スキムミルク、塩、水、ドライイーストです。
基本材料の代わりに入れれる材料は以下の通り。
バター→サラダ油、マーガリン、ショートニングなど
砂糖→きび砂糖、黒糖、はちみつ、メープルシロップなど
※人工甘味料は不可。
スキムミルク→牛乳、生クリームなど
※牛乳・生クリームを入れる場合は水は入れないか、量を半分にして水を加える。
水→牛乳、ジュース、コーヒー、紅茶、緑茶など
※牛乳、生クリーム、ヨーグルトを入れる場合はスキムミルクは不要です。
※卵は溶きほぐして、水を加えて入れると失敗しません。
※天然酵母は「ホシノ天然酵母」がおすすめ。使う際はあらかじめ生種起こしをしてから使ってね。できあがった生種は1週間以内に使い切ってください。保存は冷蔵庫しかできません。
ドライイーストは入れ方を間違えると失敗することがあります。塩と水にふれないように入れること。ドライイースト専用投入口がメーカーや機種によってはあるので、それを利用すると便利。
3.具材
メーカーや機種によって、具材投入口があるよ。ただし、投入口に入れれるのはレーズンなどのドライフルーツとアーモンドなどのナッツだけ。
他は具の投入合図が鳴ったら、手で入れます。
入れれる主な具材は次の通り。
ドライフルーツ→レーズン、プルーン、ドライマンゴー、ドライクランベリーなど
※レーズン以外は細かくカットすること。
ナッツ→アーモンド、ピーナッツ、マカダミア、くるみ、ピーカンナッツなど
※アーモンドスライス以外は細かくカットすること。ローストしたナッツは不可。ハニーコートナッツはメーカーや機種によっては不可な場合があります。
ピール→オレンジピール、レモンピールなど
※ドライフルーツと同様、細かくカットすること。
パウダー類→抹茶、ココア、きな粉など
※粉の量に対して、20gまで。
茶葉→紅茶、緑茶、ほうじ茶など
※細かくカットすること。煮出すと色も香りもでます。
その他→炒りごま、チーズ、チョコチップなど
4.作り方
材料をパンケースに入れて、本体にセットし、「食パン」コースなどのメニューを指定して、あとはホームベーカリーにおまかせ。
材料の分量はきちんと量ること。粉やバター、具材ははかりできちんと量ること。砂糖、塩、スキムミルク、ドライイーストはホームベーカリー専用計量スプーンで、水などの水分はホームベーカリー専用計量カップでそれぞれ量ること。
パンのコースは食パン、ソフト食パン、全粒粉、パン生地、ピザ生地などはほとんどのメーカー、機種についています。
メーカーや機種によって、メロンパン、デニッシュ、ブリオッシュ、フランスパン、ごはんパンなども。
焼き色を調節したり、焼き上がりの時間を調節することもできます。好みに応じで使い分けてみてくださいね。
「梅の実学園・みんなのモグモグレシピ」では、ホームベーカリーを使ったパンのレシピを紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。
*参考文献*
「とことん楽しむホームベーカリー」 レタスクラブMOOK 角川SSコミュニケーションズ
「Mart ホームベーカリーBOOK」 光文社
「Mart ホームベーカリーBOOK2」 光文社
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